名古屋コーチンにシャモなど、日本各地にはさまざまな銘柄鶏が飼育されて各地の名産品として販売されています。
この銘柄鶏の定義とは、地鶏に比べて増体に優れた肉用種で通常の飼育方法とは異なった手法で育てられた鶏のことを指します。
地鶏の場合は種由来の血液百分率が50%以上という在来種独自の血統でなくてはいけませんが、銘柄鶏の場合は在来種だけでなく増体に優れた血統にするために、他地域の鶏の遺伝子を系譜に含ませても構いません。
昨今では銘柄鶏という呼び名の他にブロイダーとも呼ばれることがあり、2019年9月現在で38種類の銘柄鶏が各地で飼育されています。
アメリカでは1960年以降からブロイダーの飼育が活発でしたが、日本では1990年以降から飼育されています。